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【人】高木賢治さん「高齢、持病のある人は、旅行前の健康状態に注意を」

No.4765 (2015年08月22日発行) P.13

高木賢治 (東邦大学羽田空港国際線クリニック所長)

登録日: 2016-09-08

最終更新日: 2017-02-14

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  • 高木賢治さん(Takagi Kenji)

    東邦大学羽田空港国際線クリニック所長

    1957年三重県生まれ。84年聖マリアンナ医大卒業後、東京医大第3内科リウマチグループに勤務。都立病院、東京医大八王子医療センターを経て2005年東邦大医療センター大森病院膠原病科医局長。昨年4月より現職。

    「高齢、持病のある人は、旅行前の健康状態に注意を」

    羽田空港の国際線旅客ターミナルで、急性疾患・外傷への対応や、必要に応じた専門施設への搬送など、国内外の旅行客の安心・安全と健康の管理に当たる東邦大学羽田空港国際線クリニック。2010年に開設され、高木さんは昨年4月、3代目の所長に就任した。

    毎年好評なのが、夏休み・冬休みを利用した海外旅行での健康管理について、高木さんが医師の立場からアドバイスを加えてまとめたプレスリリース。旅行客の診療で蓄積した知見を基に、出発1週間前から帰国まで、楽しい旅行にするためのポイントをまとめている。

    「旅行まで頑張って当日ホッと気が抜けてしまう人が多い。ロングフライト血栓症を立て続けに診た時期もありました。特に高齢、持病のある人は、出発前の健康状態に注意を払うことが必要。旅先の食事や気候の違いは体調の変化要因にもなります」。万一、常用薬を忘れたときは、一般的な薬であれば空港クリニックで処方できる場合もあるが、「かかりつけ医の先生方はぜひ事前に相談に乗り、常用薬を持たせてあげてください」

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