訪問看護ステーションに従事するリハビリ専門職(理学療法士=PT、作業療法士=OT、言語聴覚士=ST)が年々増加傾向にある。厚生労働省の「介護サービス施設・事業所調査」によると、2017年9月時点でリハビリ専門職の割合は約22%に達している。特に営利法人立の事業所では平均で4人に1人以上がリハビリ専門職という状況だ。リハビリ専門職の割合が高い事業所ほど24時間対応に消極的な傾向にあることも明らかになっている。中央社会保険医療協議会(中医協)では診療側委員を中心にこうした現状を「不健全な姿」として問題視する声が上がっており、2020年度診療報酬改定で適正化に向けたメスが入りそうだ。