編集: | 鈴木 央(鈴木内科医院院長) |
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判型: | B5判 |
頁数: | 240頁 |
装丁: | カラー |
発行日: | 2015年08月25日 |
ISBN: | 978-4-7849-6439-0 |
付録: | - |
365日24時間対応で在宅診療を行っている鈴木央先生をはじめ、実際に看取りを行っている執筆者たちが、現場で得た工夫とノウハウを「看取り初心者」へと伝えます。多死社会を迎えつつある今、在宅での看取りの需要は高まっています。「その人がその人らしくいられる」在宅ケアをするために、「不幸ではない」看取りを迎えるために、まずは本書をご覧下さい!
第1章 看取りを始めるために
1 在宅における看取りとは
2 在宅医療と終末期医療
3 看取りに備えるために─ Liverpool Care Pathway総論
4 アドバンス・ケア・プランニングによる意思決定支援
第2章 準備すべきこと(LCP各論)
1 死が近づいたとき
2 症状を評価する
第3章 最期の数日間を支える在宅緩和ケア
1 予後予測─最期の数日間であることをいかに判断するか
2 経口摂取できない患者の苦痛を緩和するために─貼付薬・坐薬・皮下輸液・持続皮下注射など
3 疼痛緩和─がん患者の最期の数日間
4 呼吸困難・呼吸器症状─がん
5 誤嚥性肺炎を発症したら
6 COPD急性増悪と看取り
7 消化器症状の緩和─終末期によく出現する消化器症状とその症状緩和
8 精神的症状への対応─せん妄,興奮,死が怖い
9 腎不全・心不全
10 浮腫・腹水・胸水と輸液
11 全身倦怠感,食欲不振
12 褥瘡
13 家族のケア
14 口腔ケア
15 鎮静を考えるとき
第4章 倫理的問題
1 非がん疾患の看取り
2 死が近づいたときの栄養をどう考えるか
3 非がん疾患と緊急搬送を考える
4 意思決定できない人の終末期の医療をどう決めるのか
第5章 在宅での看取り
1 在宅看取りのために必要なこと
2 看取りを行う場所─施設での看取り
3 独居の看取り
4 物語としての看取り
5 意思決定の支援─遠い親族が最後の数日に延命治療を主張してきたとき
第6章 多死社会へ─地域として準備しておくべきこと
1 多職種協働とその役割分担
2 情報共有─様々な方法,ICTの活用と問題点
3 生活支援の視点
4 地域の病院との連携・協働
5 市民との対話
6 地域の文化と看取り
7 子どもの看取り