厚生労働省は9月13日、新たに選定する予定の「がんゲノム医療拠点病院」34医療機関を公表した。今月中にも加藤勝信厚労相が指定する。
がんゲノム医療を巡っては現在、ゲノム医療を牽引する機能を持つ中核拠点病院11施設と、中核拠点病院と協力してゲノム医療を行う連携病院156施設が設置されている。拠点病院はこれらの間に位置するもの。
5日に開かれた同省の「がんゲノム医療中核拠点病院等の指定に関する検討会」(中釜斉座長)で、遺伝子パネル検査の医学的解釈を自施設で完結できる連携病院を選定した。地域性や小児がん症例への対応も考慮したという。
選定された34医療機関は以下の通り。
北海道がんセンター(北海道)、弘前大病院(青森)、山形大病院(山形)、筑波大病院(茨城)、埼玉県立がんセンター(埼玉)、埼玉医大国際医療センター(同)、千葉県がんセンター(千葉)、がん研有明病院(東京)、都立駒込病院(同)、東京医歯大病院(同)、国立成育医療研究センター(同)、神奈川県立がんセンター(神奈川)、東海大病院(同)、聖マリアンナ医大病院(同)、新潟大医歯学総合病院(新潟)、信州大病院(長野)、富山大病院(富山)、金沢大病院(石川)、静岡がんセンター(静岡)、愛知県がんセンター(愛知)、三重大病院(三重)、大阪国際がんセンター(大阪)、近畿大病院(同)、大阪市立総合医療センター(同)、兵庫県立がんセンター(兵庫)、神戸大病院(同)、兵庫医大病院(同)、広島大病院(広島)、香川大病院(香川)、四国がんセンター(愛媛)、久留米大病院(福岡)、九州がんセンター(同)、長崎大病院(長崎)、鹿児島大病院(鹿児島)