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ラグビーワールドカップが終わり、いよいよ[炉辺閑話]

No.4993 (2020年01月04日発行) P.4

横倉義武 (日本医師会会長)

登録日: 2020-01-01

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昨年、ラグビー好きの私にとっては、大変嬉しいイベントであるラグビーワールドカップが日本で開催されました。

何とかスケジュールを合わせ、観戦することができましたが、世界のトッププレーヤーの活躍を間近にみられたことは、何物にも代えがたい喜びとなりました。

私のラグビーとの出会いは、子どもの頃、おじにラクビーに連れていってもらったときで、そのことがきっかけで、ラグビーが好きになりました。その後、高校の体育の時間にラグビーをしたのが楕円球に触れた初めての経験で、厳しいコンタクトプレーはありませんでしたが、今思えば力一杯走ったり、タックルをしたりと、楽しい時間でした。

久留米大学に入学後はラグビー部に入部しましたが、当時のラグビー部の練習は厳しく、授業が終わったら久留米藩篠山城下のグラウンドに集合し、日が暮れるまで練習が続きました。風邪気味のときは走れば治る、と優しく(?)励まされ、走らされたのを今でも覚えています。

大学卒業後、実際にラグビーをすることはなくなりましたが、毎日のように練習に励み、西医体を3連覇するなど、黄金時代をつくってくれた後輩との交流は今でも続いており、会えばラグビーの話で盛り上がっています。

ラグビーワールドカップ日本大会は無事開催を終え、今年はいよいよオリンピック・パラリンピックが日本で開催されます。

夏の暑い時期の開催ということもあり、熱中症が一番懸念されることから、事前に要望書も出させて頂きましたが、大会関係者の皆さんには、選手ならびに観戦者の対応に万全を期して頂きたいと思っています。

また、競技会場やその周辺地域において、将棋倒しやテロリズムによるマスギャザリング災害が発生した場合、一般の医療機関が対応しなければならない事態も考えられることから、「マスギャザリング災害(CBRNEテロ含む)対策セミナー」を開催するなど、日本医師会としても医療面からのサポート体制の準備を進めているところです。

選手の皆さんが思う存分その実力を発揮し、大会が成功裏に終了できるよう、皆さんのご協力をお願いいたします。

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