写真は、2002年に加藤和彦、きたやまおさむ、坂崎幸之助(THE ALFEEのメンバー)により、期間限定で新結成されたザ・フォーク・クルセダーズの「新結成記念解散音楽會」(同11月NHKホール)を収録したライブ・アルバム(Dreamusic、2002年発売)
この曲との出会いのきっかけは、雑誌「ヤング・ギター」の付録唄本だった。同誌は今でこそロック中心だが、創刊当初は和製フォークの発信源であった。中1の夏、ギターで弾ける曲はないかと手当たりしだいにページをめくっていたら、この曲名が目に止まった。そう、最初は耳ではなく目からだった。
1969年当時、戦争反対を叫ぶ活動や学生運動は日常茶飯事だったので、反戦歌(死語ですね)を知らなかったわけではない。しかし、タイトルに「戦争」が入っている曲を目にしたのは、初めてだった(『戦争を知らない子供たち』は、この後にできた)。歌っていたのは、『風』の大ヒットで有名だった「はしだのりひことシューベルツ」である。その数年前に『帰って来たヨッパライ』を大ヒットさせた「ザ・フォーク・クルセダーズ(フォークル)」のボーカルはしだ氏が、フォークル解散後に結成したグループである。
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