先の日本医師会定例代議員会で常任理事に就任した。担当は勤務医、病院、医師賠償責任保険制度(医賠責)、図書館。全国で3番目の会員数を誇る愛知県医理事として活動してきたが、柵木充明県医会長たっての要請で執行部入りを果たした。
7月の参議院選挙では日医の組織力強化という課題が改めて浮き彫りになった。市川さんは組織力強化のポイントの1つとして、担当分野の勤務医の加入率向上を挙げる。研修医の会費減免や医学生への周知など既に実施している取り組みの拡充に加え、「医師を代表する唯一の組織が医師会であるとの理解を深め、組織率向上につなげたい。介護をやっていると診療報酬が理にかなっていることを実感します。『医師会は何もやってくれない』という若い先生も多いようですが、今の自分たちのポジションは医師会が長年かけて獲得してきた成果だということを周知していかなくてはいけない。まずは医師会に加入してもらった上で、内部から改革をしてほしいですね」と、医師会の重要性を強調していく方針だ。
残り470文字あります
会員登録頂くことで利用範囲が広がります。 » 会員登録する