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『初めての嘱託産業医』について監修の堀江正知先生にお聞きしました

登録日: 2022-03-04

最終更新日: 2022-03-04

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初めての嘱託産業医

[監修] 堀江正知(産業医科大学産業生態科学研究所 産業保健管理学研究室教授)
[執筆] 堀江正知/中谷 敦/泉 博之/加藤憲忠/永野千景/宮﨑洋介 /江口 尚/清水少一/山下真紀子/山本健也/明星敏彦

判型:A4判
頁数:268頁
価格:4400円(税込)

─本コンテンツの特徴・魅力を教えて下さい。

 

いざ産業医を始めようとしても、最初はどうしても戸惑うと思います。自分の専門ではない診療科をいきなり標榜するようなものです。近年、産業医として実績を挙げる医師は増えていますが、そのやり方を見せてもらう機会もほとんどないのが実情です。

本書は、産業医が遭遇する事象のほぼすべてを網羅しています。職場巡視、衛生委員会、過重労働対策、ストレスチェック、職場復帰、特殊健康診断、作業環境測定、労働基準監督署対応といった産業医に特有な分野ごとに、各場面で留意すべきポイントをまとめた読み物です。それぞれの項目ごとに産業医科大学で授業を担当している教員や専属産業医として活躍中の卒業生が執筆しています。初めて産業医をする医師を主な読者としていますが、現在の活動に疑問のある方やマンネリ化を感じている方にとっても十分に読み応えのある内容になっています。産業医学の研修会で学んだことを現場で実践するための知恵と技術が随所に記されています

─本コンテンツによるスキルアップで期待される変化を教えて下さい。

産業医の活動は、医療機関ではなく会社で行われることが最大の特徴です。その際、会社はすべての情報を医師に開示してくれるわけではありません。経営者や衛生管理者は産業医の助言・指導に必ずしも従うとは限りませんし、働く人々には医師との面談を嫌がる人もいます。

本書では、多彩な特徴のある職場と渡り合った経験のある執筆者が、職場との良好な関係づくりに有用なコツを披露しています。読者は、事業者と労働者の双方からの信頼を得て産業医活動がしやすくなるでしょう。

また、職場からの相談がなければ、産業医は何もしなくてよいわけではありません。法令が規定する産業医の職務をしっかりと実施しなければなりません。読者は、月1回の訪問時に行うべき標準的な産業医活動の具体的内容について理解を深めることができると期待されます

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