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『前立腺肥大症に対する令和の新しい治療戦略』について著者の舛森直哉先生にお聞きしました

登録日: 2022-06-21

最終更新日: 2022-06-21

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前立腺肥大症に対する令和の新しい治療戦略

[執筆]舛森直哉(札幌医科大学医学部泌尿器科学講座教授)

判型:A4判
頁数:17頁
価格:1,650円(税込)

─本コンテンツの特徴・魅力を教えて下さい。

一般の先生方にとっては、前立腺肥大症というと“前立腺が必ず腫大している”というイメージがあるかもしれません。しかし、実際にはそうではなく、前立腺肥大症患者の前立腺は小さなものから巨大なものまで様々です。本コンテンツでは、前立腺肥大症は多彩な症状・所見を有する不均一な集団であり、症状・所見に応じて適応となる薬物治療が異なることを解説しています。

前立腺肥大症の治療の目的は、もちろん患者さんが有する下部尿路症状の速やかな改善ですが、慢性・進行性の疾患である前立腺肥大症では疾患の進行を長期間にわたって抑えることも重要です。この場合、薬剤の種類によって長期成績が異なることが示されています。また、前立腺肥大症に対しては効果において薬物治療をはるかに凌駕する外科治療があります。種々の外科治療の方法を簡単に図示して、一般の先生方の理解が容易になるようにしました。

─本コンテンツでスキルアップすると臨床上、どんな良い変化があるでしょうか。

前立腺肥大症の薬物治療の種類と特徴を理解することによって、患者さんのバックグラウンドに合わせた適切な治療法の提示が可能になります。また、各種薬物治療の併用療法を学ぶことにより、治療の幅が広がることが期待されます。 一方で、薬物治療の限界を知ることで、適切な患者さんに、適切な時期に外科治療を勧めることができるようになります。 本コンテンツにより前立腺肥大症の多様性を理解していただき、それに合わせた適切な治療法を患者さんに提示していただけるようになると嬉しいですね。

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公益社団法人 地域医療振興協会 市立大村市民病院

勤務形態: 常勤
募集科目: 総合内科・消化器内科・呼吸器内科・神経内科・整形外科 等 若干名
勤務地: 長崎県大村市

急性期から回復期、維持期までの疾患の治療・管理はもとより、予防医学としての健診事業にも力を注いでいます。
ハイケアユニットから地域包括ケア・回復期リハ病棟まで有しており、地域の皆様に対して急性期から回復期まで切れ目のない医療、充実したリハビリサービスを提供できる体制が整っております。
基幹型臨床研修指定病院として医師の教育にも寄与しています。当協会のコンセプトの1つである離島医療の支援も積極的に行っています。

救急医療体制については、1次から3次まで幅広く患者さんを受け入れています。
特に3次救急患者さんに関しましては、症状に応じて長崎医療センター及び救急隊と連携をとりながら、必要に応じた救急対応を行っています。また、2次までの救急患者さんに関しては、専門医と総合医が協力し対応しています。
救急医療についても二次救急を担っています。緊急の大血管手術やバイパス手術も行っており、長崎県内外から高い評価を受けています。
なお、日当直体制では、内科・外科系及び循環器系で 救急体制を整えています。
現在、内科・外科系の日当直体制は、内科医師が火曜日・木曜日・土曜日 の当直帯及び土曜日・日曜日の日直帯、外科系医師が月曜日・水曜日・金曜日・日曜日の当直帯に救急対応を行っています。
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