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適切な疼痛コントロールのためのOIC対策!「オピオイド誘発性便秘に対する薬の使いわけ」

登録日: 2022-07-29

最終更新日: 2022-07-29

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適切な疼痛コントロールのためのOIC対策!

執筆
結束貴臣(横浜市立大学附属病院緩和医療科講師/横浜市立大学大学院医学部肝胆膵消化器病学教室)
中島 淳(横浜市立大学大学院医学部肝胆膵消化器病学教室主任教授)

●商品説明
判型:A4判
頁数:18頁
発行日:2022年7月22日
1,100円(税込)

●内容紹介
▷緩和医療の現場で、オピオイド誘発性便秘(OIC)によって疼痛コントロールに難渋されている先生は多いのではないでしょうか。
▷便秘症治療薬は従来の酸化マグネシウムや刺激性下剤に加えて、近年、上皮機能変容薬や胆汁酸トランスポーター阻害薬、ポリエチレングリコール、さらにはOIC治療薬として開発された末梢性μオピオイド受容体拮抗薬が登場し、OIC治療は大きく変遷を遂げています。そこで、最新のガイドラインや文献をふまえ、OIC治療の現在地を解説しました。
▷本コンテンツでは、現在発売されている便秘症治療薬の適応や作用機序、禁忌、薬価などの情報を一覧にして掲載するほか、国内外のガイドラインの推奨や、著者らが行った、OICに対する各種便秘治療薬の有効性に関する研究結果を紹介。排便回数、QOL、排便症状、Rome Ⅳ改善率の違いをお示しします。従来型下剤と末梢性μオピオイド受容体拮抗薬の使いわけに関しては、2通りの治療アルゴリズムを提示しました。
▷OICの予防投与についても「ガイドラインに準じた処方」「実臨床で多い処方」の2通りの予防投与アルゴリズムを提示。さらに、各種オピオイドの特徴を整理したうえで、消化器症状が少ない薬剤を明示するほか、著者の施設で用いているOICを含む病態別「がん性疼痛治療薬の選択フローチャート」を披露します。
▷QOLの高いOIC対策を検討している先生方、必見のコンテンツです!

【目次】
1.オピオイド誘発性便秘(OIC)に対する治療薬の変遷
2.なぜ,オピオイド誘発性便秘(OIC)を治療しなければならないのか?
3.オピオイド誘発性便秘(OIC)の発症頻度は?
4.オピオイド誘発性便秘(OIC)発症は,強オピオイドと弱オピオイドで差があるの?
5.オピオイド誘発性便秘(OIC)発症のリスク因子は?
6.オピオイド誘発性便秘(OIC)の発症頻度を減らすためのオピオイドの選び方
7.オピオイド誘発性便秘(OIC)治療のガイドライン
8.オピオイド誘発性便秘(OIC)に対する便秘症治療薬の予防投与
9.オピオイド誘発性便秘(OIC)発症後の便秘症治療薬の治療的投与
10.安全性
11.薬価
12.より良いオピオイド誘発性便秘(OIC)予防・治療法を確立するために

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急性期から回復期、維持期までの疾患の治療・管理はもとより、予防医学としての健診事業にも力を注いでいます。
ハイケアユニットから地域包括ケア・回復期リハ病棟まで有しており、地域の皆様に対して急性期から回復期まで切れ目のない医療、充実したリハビリサービスを提供できる体制が整っております。
基幹型臨床研修指定病院として医師の教育にも寄与しています。当協会のコンセプトの1つである離島医療の支援も積極的に行っています。

救急医療体制については、1次から3次まで幅広く患者さんを受け入れています。
特に3次救急患者さんに関しましては、症状に応じて長崎医療センター及び救急隊と連携をとりながら、必要に応じた救急対応を行っています。また、2次までの救急患者さんに関しては、専門医と総合医が協力し対応しています。
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