No.4819 (2016年09月03日発行) P.1
監修: 生坂政臣 (千葉千葉大学医学部附属病院総合診療科大学医学部附属病院総合診療科)
武井亮憲 (千葉大学医学部附属病院泌尿器科)
廣瀬裕太 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)
鋪野紀好 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)
横川大樹 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)
登録日: 2016-10-19
最終更新日: 2016-10-20
受診1週前に臍周囲の痛みと排尿時痛が現れ,徐々に増悪した。受診2日前の朝,臍部からの排膿後に若干軽快したが,症状が再度悪化したため当科を受診した。
身体診察では,体温37.2℃,脈拍90回/分,血圧100/64mmHg。臍部から悪臭を伴う膿汁を認め,臍下方に有痛性の腫瘤を触知する(図1)。 Percussion tendernessおよびCarnett’s sign陽性。
一般血液・生化学検査での異常はWBC 13300/μL,CRP 0.8mg/dL。尿検査は正常範囲。
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