咳嗽の最も多い原因のひとつが気管支喘息です。これは20人に1人が罹患している疾患です。発症は小児から高齢者まで、いくつになっても発症する疾患です。発作性に咳と喘鳴、息苦しさを伴い、朝晩に増悪するとなれば診断は比較的容易ですが、時に自覚症状が乏しく、なんとなく息苦しいとか、なんとなく咳が出やすいとか、急ぎ足や、坂道、階段を上るとき、運動をしたときだけ息苦しいといった症状では、他の疾患との鑑別も困難なときがあります。
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