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『そんな医者おらんやろ!』落語会 [なかのとおるのええ加減でいきまっせ!(69)]

No.4773 (2015年10月17日発行) P.75

仲野 徹 (大阪大学病理学教授)

登録日: 2016-09-08

最終更新日: 2017-02-10

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  • 大阪にある落語の定席・天満天神繁昌亭では毎月25日、道真公の縁日に、天神寄席という落語会が開かれる。〈其の59 大阪の夏は天神祭〉でお世話になった天神さんの生き字引、高島幸次先生が仕掛け人だ。

    9月は、『そんな医者おらんやろ!』をテーマに、お医者さんが登場する落語の特集。この落語会では、テーマにちなんだゲストと上方落語協会副会長の桂春之輔師匠、高島先生との鼎談がある。で、〈其の43 高座に立つ!〉に続いて、半年ぶりにまたまた登場することに。

    繁昌亭の舞台も三度目、慣れたものだ。まずは卒業式用のローブと帽子を着用しての登場で爆笑。つかみは完璧。ただし、「お笑い系医学部教授の裏ネタ」というお題でどんな話が繰り広げられたかは、関係各方面に配慮し、特に秘しておきたい。

    落語の演目は「犬の目」「転失気」「義眼」「研修医山田一郎」「ちしゃ医者」の5題。前の3作は江戸、上方、どちらの落語にもあるお題で、それぞれ、自分の目を犬の目に入れ替えられた話、医者に尋ねられた「転失気」を屁のことと知らなかった僧侶の話、そして、義眼を飲み込んだ男の話だ。

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