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先天性幽門通過障害による嘔吐症(中岡達雄)[プラタナス]

No.5190 (2023年10月14日発行) P.3

中岡達雄 (大阪公立大学大学院医学研究科外科学講座小児外科准教授)

登録日: 2023-10-14

最終更新日: 2023-10-12

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  • 正常分娩の正期産児、出生直後から頻回の嘔吐を認め、生後3日目に搬送されてきた。持参のX線写真がこれ(写真)である。腸管内のガスが少なく、胃が異常拡張している。肥厚性幽門狭窄症の典型例と見えた。肥厚性幽門狭窄症が出生直後に発症することはきわめて稀である。腹部超音波検査では、幽門筋はわずかに肥厚していたが、確定診断はできなかった。

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