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バイクで転倒し腹部を叩打した30代男性[〈killer diseaseを見逃さない〉救急医療の画像診断(33)]

No.5194 (2023年11月11日発行) P.7

監修: 船曵知弘 (藤田医科大学病院 高度救命救急センター長)

執筆: 妹尾聡美 (済生会横浜市東部病院救急科・外傷センター医長)

登録日: 2023-11-09

最終更新日: 2023-11-08

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【30代 男性】

主訴
腹痛
現病歴
バイク走行中(時速40~50km)に自転車と接触し転倒。後部座席の本人はバイクから飛ばされ付近にあった標識のポールに腹部を叩打し受傷。前医に搬送となったが全身管理が困難であり,受傷から5時間半経過したのち,当院へ転院搬送となった
既往歴
特記事項なし
常用薬
特記事項なし
現症
意識清明,呼吸数23回/分,脈拍数75回/分,血圧113/85mmHg,体温36.7℃,酸素飽和度100%(室内気)
身体所見
腹部に打撲痕あり,腹部全体は板状硬であり圧痛・反跳痛を認める
FAST
膀胱周囲で陽性
検査所見
前医で造影CT(図1)が撮影された

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