熱傷の重症度(表1)は,深度と全体表面積に対する熱傷面積で規定される。また,気道損傷や外傷を合併すると重症度が高くなることを念頭に置いて治療する必要がある。
熱傷を受傷した原因,および状況の聴取が必要である。閉鎖空間であった場合には,一酸化炭素(CO)中毒やシアン中毒も頭に入れる。また,火災から逃げる際に負傷している可能性を考慮し,外傷のスクリーニングを行う。受傷前の体重は,20%TBSA(total body surface area)以上の熱傷では輸液量の指標となる。
外傷診療同様にABCDアプローチを行う。
通常の熱傷では初期には意識が保たれているため,意識障害がある場合にはCO中毒や外傷の併存,内因性病態も考慮する。創部は視診により,熱傷の深度と面積の算定を行う(表2)。
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