2018(平成30)年9月に発災した北海道胆振東部地震の際に、私も災害派遣医療チーム(DMAT)として出動した。写真は、苫小牧から日高町に向かっている途中に撮影したものである。交差点待ち中に東京消防庁の車が3台横切っていった。わが隊に全員敬礼で、こちらが甚だ恐縮してしまったことを記憶している。この困難を乗り越えるために、消防、警察、自衛隊、保健所、電力会社そして行政等々、本当に多くの職種、ボランティアの方々が危険がある中、劣悪な環境下で尽力していること、決して私たち医療者だけでどうこうできるわけではないことを再認識した次第である。
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