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肩痛診察(非外傷)[骨折ファーストタッチ ─decision makingのための骨折の考え方─(30)]

No.5226 (2024年06月22日発行) P.32

海透優太 (JCHO若狭高浜病院整形外科医長/臨床研修センター長)

登録日: 2024-06-24

最終更新日: 2024-06-21

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▶今回はプライマリ・ケア外来でよく遭遇する疾患をもとに,肩痛診察(非外傷)の手順について解説していきます。

▶まず,肩痛診察の大原則をお伝えします。それは「痛いのは本当に肩?」です。患者の訴えが肩痛でも実際は肩ではないことがありますので,鑑別として肩付近が痛くなる後頸部の痛み(肩凝り),頸椎症による神経痛を忘れずに挙げましょう。

▶プライマリ・ケア外来での肩痛3大障害は,腱板断裂石灰沈着性腱板炎肩関節周囲炎です。まずは「典型的にはこう来る」をおさらいして病歴で疾患を予測できるようにしましょう。

肩痛3大障害の典型例
①腱板断裂:軽微な外傷などで発症することもあるが,受傷原因がはっきりしないこともある。自動運動はできないが,他動運動はできる
②石灰沈着性腱板炎:50歳前後の女性に多く,誘因なく急激に発症した片側の肩関節痛。痛すぎて腕を抱えて入ってくる人もいる
③肩関節周囲炎:“五十肩”と言われる通り,50歳代に多い。糖尿病患者に多い。髪を結えない,背中に手が届かない。自動運動でも他動運動でも痛くて制限あり

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