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iDeCo活用術について[〈個人投資家医師による〉医師のための投資術(4)]

No.5244 (2024年10月26日発行) P.48

美馬雄一郎 (稲城市立病院整形外科医長)

登録日: 2024-10-25

最終更新日: 2024-10-23

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要旨

iDeCoは,毎月一定の掛金を積み立てて,預金や投資信託など自分で選んだ商品で運用した後,原則60歳以降に年金または一時金で受け取る制度です。その掛金が所得控除になることで節税できるほか,長期でインデックス投資を行うことで資産を安定的に増やし,退職所得控除を利用して税金を抑えて利益を確定することができます。

税制の変更や,人によって正解となる受け取り方が異なることに注意が必要です。NISAより優先度は劣りますが,所得が高い上に病院からの退職金が少なくなりやすい医師にとっては,有用な制度と考えます。

1 はじめに

臨床に携わる先生方は日々の診療や研究で忙しく,お金のことを勉強してこなかった方も多いかと思います。今回は,iDeCoの活用術についてお話ししたいと思います。

なお,本記事は筆者の個人的な意見にすぎません。また,特定の投資方法の効果を保証するものではありません。最終的な投資は自己責任でお願いします。

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