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不動産投資について[〈個人投資家医師による〉医師のための投資術(5)]

No.5245 (2024年11月02日発行) P.52

美馬雄一郎 (稲城市立病院整形外科医長)

登録日: 2024-10-30

最終更新日: 2024-10-29

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要旨

不動産は減価償却費やその他の各種経費を計上して赤字を作り,給与所得と損益通算することで節税することも可能です。また,融資を引いて自己資本以上に投資できることも利点です。

新築ワンルーム(1R)マンションがよく宣伝されますが,新築プレミアムが乗っていて,買った瞬間に損をする上,出口が限られるため売却価格が低くなりがちです。修繕費などが年々上昇する一方,家賃は徐々に下落して空室率も高いため,キャッシュフローは徐々に悪くなります。節税効果も実は高くなく,サブリース契約で利益を搾取する業者も多いです。

不動産は医師にとって非常に強力な資産形成術ですが,落とし穴も多いため,各種媒体でよく勉強してから不動産業者と相談しましょう。

1 はじめに

急に知らない番号から電話がかかってきて,「先生にお勧めしたい節税方法があります!」などと不動産投資の勧誘を受けたことはないでしょうか。実際,銀行からの信用が高い医師は不動産投資との相性はよいのですが,変な不動産を買わされて大損する方も少なくありません。今回は,医師にとっての不動産投資活用法について考えていきたいと思います。

なお,本記事は筆者の個人的な意見にすぎません。また,特定の投資方法の効果を保証するものではありません。最終的な投資は自己責任でお願いします。

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