感染症診療において、予防医学としてのワクチン接種の重要性はますます高まっている。特に、高齢者、免疫力が低下した患者、各種基礎疾患を有する患者等においては、感染症の予防は健康維持と生活の質向上に直結する。したがって、すべての医師をはじめとする医療関係者が、「vaccine preventable diseases(VPD)はワクチンによって予防する」ことが原則であることを常に認識しておくべきである。
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