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脳動脈瘤治療のブレイクスルー(榎本由貴子)[プラタナス]

No.5249 (2024年11月30日発行) P.3

榎本由貴子 (岐阜大学医学部脳神経外科講師)

登録日: 2024-11-30

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  • 脳動脈瘤に対する外科治療は、クリッピング術全盛期の1997年に塞栓用コイルが登場し、瞬く間に脳血管内手術が普及した。これが1回目のブレイクスルーとするならば、2回目はフローダイバーター留置術の登場であろう。

    私の初症例は2017年、外眼筋麻痺で発症した右内頸動脈海綿静脈洞部大型脳動脈瘤の70歳代の女性だった。症状は既に半年前から出現し、複視のため日常生活もままならない状態であった。

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