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医師数の適合率94.5%、年々改善傾向に [病院立入検査]

No.4800 (2016年04月23日発行) P.11

登録日: 2016-04-23

最終更新日: 2016-12-16

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厚生労働省が実施した2013年度病院立入検査結果から、医療法や関連法令により規定された医師数の適合率が年々改善傾向にあることが明らかとなった。
病院立入検査は医療法第25条の規定に基づき、都道府県が病院に対し人員や構造設備などについて適正な管理を行っているかを毎年検査するもの。検査対象となる大項目には、(1)医療従事者数、(2)管理、(3)帳票・記録、(4)業務委託、(5)防火・防災体制、(6)放射線管理─がある。
厚労省は3月30日に2013年度検査結果を公表。検査は全8532病院のうち8108病院に実施(実施率95.0%)され、医師数の適合率(立入検査を実施した病院のうち検査項目に適合した病院の割合)は、94.5%で前年度から0.9%改善された。09年度の適合率は90.0%だったが、年々改善傾向(表)にある。
地域別適合率では、近畿が98.5%で最も高く、次いで関東(97.0%)、東海(95.9%)となった。最も低いのは北海道・東北の87.9%だが、前年度比では1.8%増と最も大きな伸びを示した。また病床規模別でみると、病床数が少なくなるほど医師数適合率も低下する傾向にある。
一方、看護師・准看護師数の適合率は前年度から0.2%減の98.8%となった。微減ではあるが、12年度から続く低下傾向に歯止めがかからなかった。

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