作者は写真家として活躍後、ミステリー小説など執筆活動を経て、1999年初の時代小説『密命』を発表、高い評価を得る。『居眠り磐音江戸双紙』は2002年より続く人気シリーズ。ほかに『吉原裏同心』『酔いどれ小籐次留書』など多数の時代小説シリーズを手がける(佐伯泰英 著、双葉社、2015年刊)
小学生の頃、夏休みの宿題に「読書感想文」があり、これが8月31日ギリギリまで書けなくて大いに困った。それ以来、本のあらすじや見どころ(読みどころ?)の類いを表現するのが苦手である。別に本が嫌いなわけではない。むしろ読書量は多いほうではないだろうか。特に、昨年7月より移動時間が長くなったこともあり、冊数は増えた。ジャンルは拘らない。ただ、この人の書いたものは嫌だな、と思う人はいる。
私にとって本を読むということは、ひとえに必要に駆られて知識を得るためで、それ以外はエンターテインメントとしてであり、所詮時間つぶしと思っている。もちろん、時間つぶしの中にも感動はあるし、考えさせられるものもある。
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