トム・シャドヤック監督作品、出演ロビン・ウィリアムズ、モニカ・ポッター、フィリップ・シーモア・ホフマン。患者のための医療とは何かを問う、実在の医師をモデルにしたドラマ(1998年 米国映画)
1998年のことである。私は国立名古屋病院(現・名古屋医療センター)に転勤となり、附属の看護学校において授業を行うこととなった。「免疫」というテーマで90分授業を年に7回くらい行ったと記憶している。最後の授業で看護学生たちと毎年一緒に鑑賞したのが、この映画であった。
「パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー」(1998年、米国映画)は笑いの力で心まで治療するハンター・アダムス医師(ニックネーム:パッチ)の実話に基づいた映画である。自殺未遂のため精神病院に入院したパッチは、ジョークによる笑いが患者に生きる希望を与えることに気がついた。その後、医学部に入学したパッチは、大学病院で末期がんに侵され気難しくなった患者に対しても、笑いの力で心を平静にしていく。
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