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日記帳の○印 [なかのとおるのええ加減でいきまっせ!(132)]

No.4838 (2017年01月14日発行) P.72

仲野 徹 (大阪大学病理学教授)

登録日: 2017-01-14

最終更新日: 2017-01-10

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  • あけましておめでとうございます。

    振り返ったところで仕方ないとはいえ、年末になると、1年間にどんなことがあったかを総括したくなる。ほとんど読み返すことのない日記だが、忘れていることも多いので、こういう時には役に立つ。つけ始めて早13年、ここ10年間は結構上等なモレスキンの日記帳を使っている(写真)。

    楽しいことがあった日は、○、◎、の3段階の印をつけている。そりゃあ楽しかった日が多い方が嬉しかろうということで、かなりゆるめのマーキングにしている。

    旅行に出ると連続して丸がつく。義理で出席するつまらん会は無印だが、おもろい宴会があれば丸印だ。金返せと言いたくなるようなこともあるが、コンサートや演劇、落語などに行くと丸のつくことが多い。

    同じ日に違った内容で楽しい出来事があれば複数の印をつけている。○、◎、、それぞれを、1~3丸として計算すると、去年の最高は5月で54丸、最低が3月で37丸だった。逆に、とんでもない出来事があった日には×をつけているが、2回しかない。我ながらハッピーな生活だ。不幸に対する耐性がなさすぎるのではないかと、本気で心配になるほどである。

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