2016年度病床機能報告の分析結果から、「急性期機能」と報告している病棟が提供している医療内容が明らかになってきた。
病床機能報告制度では、医療機関が4つの医療機能から選択する際に、「具体的な医療の内容に関する項目」について1カ月間の実施の有無を確認する。急性期と報告した病棟(1万1459病棟)では、約8%(895病棟)が全身麻酔や人工心肺、腹腔鏡などを用いる「幅広い手術」が実施されていなかった。また約14%(1572病棟)では「がん・脳卒中・心筋梗塞などへの治療」が、約19%(2170病棟)では「救急医療」がそれぞれ行われていない状況が分かった。
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