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「厳しい財政の中で『トリプル改定』にしっかり対応」【加藤勝信新厚労相】
3日夕に行われた内閣改造で、厚生労働相に起用された加藤勝信氏が4日の閣議後会見に臨んだ。加藤厚労相は、社会保障費の伸びを2016～18年度の3年間で1.5兆円程度に抑えるという『骨太方針』の目安達成に「これまでと同様にしっかり取り組んでいきたい」との意向を表明。一方で、「厳しい財政事情の中で、来年度は診療報酬、介護報酬、障害福祉サービス等報酬の『トリプル改定』の年となる。今後の予算編成でしっかり対応できるようにしたい」と述べた。
■受動喫煙対策、「幅広く意見聴いて答え出す」
会見で加藤厚労相は、厚労省と自民党の間で調整が難航し、先の通常国会で法案提出に至らなかった受動喫煙対策の強化に言及。「昨日（3日）、安倍晋三首相から『対策の徹底と法案の早期提出』を進めるよう指示を受けた。精力的に取り組んでいきたい」としつつ、「（厚労省、自民党など）いろいろなところでいろいろな議論がある。幅広く関係者の意見を聴きながら答えを出していきたい」と述べた。
今夏の閣議決定が予定される「第3期がん対策推進基本計画」に、受動喫煙対策の数値目標を盛り込むことの是非についても、「そうした流れを見ながらの判断になる」と述べるにとどめた。
