No.4878 (2017年10月21日発行) P.19
登録日: 2017-10-19
最終更新日: 2017-10-25
衆議院議員選挙の争点となった消費税増収分の使途変更。選挙の結果次第で、2019年10月に予定される10%引上げ自体がどうなるか不透明だが、改めて現在の増収分財源の使途を確認しておこう。増収分財源は全額を「社会保障の充実・安定化に向ける」とされている。2017年度現在、増収分8.2兆円の使途の内訳は、後代への負担のつけ回しの軽減(国の債務返済)に3.3兆円、基礎年金国庫負担割合2分の1化(不足財源の補塡)に3.1兆円、税率引上げに伴う社会保障4経費(年金、医療、介護、子育て支援)の増に0.37兆円、純粋な「社会保障の充実」には1.35兆円となっている。
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