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特集:小児ヘルニア治療の現状と新展開

No.4805 (2016年05月28日発行) P.23

臼井規朗 (大阪府立母子保健総合医療センター小児外科主任部長)

登録日: 2016-09-08

最終更新日: 2017-01-24

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監修:臼井規朗(大阪府立母子保健総合医療センター小児外科主任部長)

今回の特集では小児に発症するヘルニアを取り上げた。小児のヘルニアにはいくつかの種類があるが,日常疾患として小児外科手術の約4割を占める外鼠径ヘルニアから,生直後から発症して予後不良な臍帯ヘルニアや先天性横隔膜ヘルニアまで,病態や予後はバラエティに富む。すでに治療法が確立されたかに思えるこれらの疾患も,術式や術前術後管理は日々進化を続けており,なかなか奥が深い。たかがヘルニア,されどヘルニアである。
本特集では,これら小児にとって代表的な3つのヘルニアを取り上げて,最近の治療の現状と今後の新展開について,専門的立場から解説を加えた。

1 鼠径ヘルニア─発症機序から治療法まで
近畿大学医学部奈良病院小児外科診療部長・教授 米倉竹夫

2 臍帯ヘルニア─病態把握と治療戦略
大阪大学大学院医学系研究科外科学講座小児成育外科教授 奥山宏臣

3 先天性横隔膜ヘルニア─治療の現状と新展開
大阪府立母子保健総合医療センター小児外科主任部長 臼井規朗

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