最近,回診中や外来診察中,カンファランス中に掛かってきた院内PHSや携帯電話に普通の声で対応している人を見かけますが,これは絶対にやってはいけないことです。若手医師に限らず,むしろ上級医に多い現象かもしれませんが,マナーとして最低です。
内容が他の患者さんのことであっても,電話の相手が誰であっても,まずは目の前の人たちに気を遣うのが礼儀です。目の前にいるのが患者さんなら「失礼します」と断ってから通話を始め,必要最小限の通話にとどめるべきです。可能であれば,あとで連絡する旨を伝えます。カンファランスや会議中であれば,部屋の外で通話をすべきです。
もちろん呼び出し音も最低音量,あるいはマナーモードにしておくことも当然のルールです。
また,こちらから電話を掛ける場合にも気を遣うべきです。相手が外来や回診,検査,手術中と考えられる場合には極力掛けるのを控えましょう。常に相手の立場・気持ちに配慮することを忘れずに。