□サルコイドーシスは全身性肉芽腫性疾患であり,全身ほぼすべての臓器で病変を形成し,臨床像は多彩,臨床経過は多様である。
□肺病変も予後良好のものから不良のものまであるが,疾患の始まりは可逆性の肉芽腫性炎症であり,自然治癒もありうるが慢性進行例では適切な治療介入が必要である。
□まったく無症状で経過して自然治癒するものもあるが,早期あるいは慢性的に肺線維化をきたして,慢性呼吸不全,肺感染症,肺高血圧症を合併する予後不良のものまで様々である。
□血液検査ではACE,sIL2R,γ-グロブリンの上昇などがある。
□胸部画像では,両側肺門縦隔リンパ節腫大(bilateral hilar-mediastinal lymphadenopathy:BHL),肺野の肉芽腫性,あるいは線維化性陰影が様々な程度でみられる。
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