□急性の毛嚢性膿皮症の1つで,毛包入口部の炎症をきたし,膿疱を呈する。
□治療は,多発性の場合は抗菌薬外用または内服を要する。
□原因菌の多くはStaphylococcus aureus,S. epidermidisである。
□単純性毛包炎は毛包入口部の炎症で,毛包周囲に軽度の炎症が及ぶ。
□頭部,躯幹,四肢の毛包に一致して紅色丘疹,膿疱を生じ,周囲に発赤を伴う。単発または多発する。時に軽い痛みを有する。
□ボックハルト膿痂疹は,頭部や四肢に好発する多発性の毛包炎を指す。
□原因菌はS. aureus,S. epidermidisなどである。
□4~5日で治癒することが多い。
□原因菌の検索には,膿疱内容物の直接検鏡,細菌培養検査を行う。
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