株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

毛包炎

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-06-20
檜垣祐子 (若松町こころとひふのクリニック院長)
    • 1
    • 2
  • next
  • ■疾患メモ

    急性の毛嚢性膿皮症の1つで,毛包入口部の炎症をきたし,膿疱を呈する。

    治療は,多発性の場合は抗菌薬外用または内服を要する。

    原因菌の多くはStaphylococcus aureusS. epidermidisである。

    ■代表的症状・検査所見

    【症状】

    単純性毛包炎は毛包入口部の炎症で,毛包周囲に軽度の炎症が及ぶ。

    頭部,躯幹,四肢の毛包に一致して紅色丘疹,膿疱を生じ,周囲に発赤を伴う。単発または多発する。時に軽い痛みを有する。

    ボックハルト膿痂疹は,頭部や四肢に好発する多発性の毛包炎を指す。

    原因菌はS. aureusS. epidermidisなどである。

    4~5日で治癒することが多い。

    【検査所見】

    原因菌の検索には,膿疱内容物の直接検鏡,細菌培養検査を行う。

    1190疾患を網羅した最新版
    1252専門家による 私の治療 2021-22年度版 好評発売中


    PDF版(本体7,000円+税)の詳細・ご購入は
    コチラより

    • 1
    • 2
  • next
  • 関連記事・論文

    もっと見る

    page top