□気管支喘息(asthma)は,発作性に起こる気道狭窄によって喘鳴や咳嗽,呼気延長を伴う呼吸困難を繰り返す疾患である(成人は「§3-15 気管支喘息」参照)。
□2歳未満の乳児喘息,2~5歳,6~15歳までの3群を小児喘息としている。
□喘鳴や咳嗽,呼気の延長を伴う呼吸困難が,運動や呼吸器感染症,アレルゲンの吸入,気候の変動によって反復する。3歳までに消退傾向となる一過性初期喘鳴群,RSウイルスのような感染症後に喘鳴を反復する非アトピー型喘鳴群,長く持続する,いわゆる古典的なアトピー型のIgE関連喘鳴群の3つに分類できる。
□呼吸機能検査により気流制限が確認され,可逆的であれば喘息の可能性は高い。特異的IgEの測定や皮膚テストも有用である。
□発作強度の判定基準を表1に示した。
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