編著: | 藤村昭夫(自治医科大学医学部臨床薬理学 教授) |
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判型: | A5判 |
頁数: | 184頁 |
装丁: | 2色刷 |
発行日: | 2014年03月10日 |
ISBN: | 978-4-7849-4181-0 |
版数: | 第2版 |
付録: | - |
初版から14年、この間の時間生物学の進歩には著しいものがあります。一方、時間治療学についても地道な努力が続けられ、その成果は徐々に臨床に取り入れられ「薬をより適切に使用するための方策のひとつ」として紹介されるようになってきました。しかしながら、日常診療で時間治療学的特徴を考慮して薬を処方している医師は非常に少ないのが現状です。
改訂第2版では、臨床の現場で時間治療学的観点から処方が行われている21の疾患・病態を取り上げ、それぞれについて最新の情報を使いやすくまとめました。薬の適正使用の情報源として役立つ1冊です。
一方,時間治療学についても地道な努力が続けられ,その成果は徐々に臨床に取り入れられたが,大きな注目を浴びることはなかった。しかし,数年前にNHK「クローズアップ現代」に時間治療学が取り上げられたことを契機に注目を浴びることになり,その後,ほかのマスコミにも「薬をより適切に使用するための方策のひとつ」として紹介されるようになった。このように時間治療学に対する社会の認知度は確実に向上しているが,一方,日常診療で時間治療学的特徴を考慮して薬を処方している医師は非常に少ないのが現状である。
改訂第2版では,臨床の現場で時間治療学的観点から処方が行われている21の疾患・病態を取り上げ,それぞれについて最新の情報をまとめた。本書が薬の適正使用の情報源として活用され,薬物療法が向上すれば幸いである。
最後に,本書の編集・出版にご協力いただいた日本医事新報社の磯辺栄吉郎様に厚く御礼申し上げます。
平成26年1月
藤村昭夫