著: | 児玉知之(柏厚生総合病院内科) |
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判型: | A5判 |
頁数: | 240頁 |
装丁: | 2色刷 |
発行日: | 2015年07月27日 |
ISBN: | 978-4-7849-4490-3 |
版数: | 第1版 |
付録: | - |
■ 身体表現性障害や不安障害、うつ、認知症などに由来する「心因性愁訴」は、プライマリケアの現場で最もコモンな訴えの1つとなっています。
■ 内科医であり精神科医としても豊富な臨床経験を持つ著者は、「心因性愁訴については、器質因の検索に精通した、身体科の医師のほうが適切に対応できる」と言います。
■ 動悸、喉の違和感、腹痛、頭痛、腰痛、めまい、不眠といったありふれた訴えから、心因性の要素をあぶり出し、間違いのない初期治療を行うためのエッセンスを、この一冊にまとめました。
第1章 心因性愁訴の典型例・・・腹痛・胸痛を呈するも画像検査では異常がない35歳男性
第2章 パニック障害・・・動悸・息切れを呈するも心電図では異常がない28歳女性
第3章 ヒステリー球・・・喉の違和感を訴えるも内視鏡・喉頭鏡では異常がない54歳女性
第4章 過敏性腸症候群・・・腹痛・下痢を繰り返すが内視鏡では異常がない26歳男性
第5章 頭痛・・・頭痛で休職を繰り返す26歳女性
第6章 不眠・・・睡眠導入剤でも一向に不眠が改善されない43歳女性
第7章 うつ状態の診断・・・めまいを感じて出社できなくなった56歳男性
第8章 うつ状態の初期治療・・・倦怠感で家事ができなくなった43歳女性
第9章 認知症・・・目がかすむ、腰が痛いなど不定愁訴を繰り返す76歳女性
第10章 心因性愁訴を紹介する・・・心因性愁訴を疑われて紹介された88歳男性の胃がん