厚生労働省は2月20日付で、2018年度診療報酬改定の疑義解釈第12弾を地方厚生局などに宛てて発出した。2月1日付けで保険適用された「Nudix hydrolase 15(NUDT15) 遺伝子多型検査」の対象について、「2019年2月時点では、難治性の炎症性腸疾患及び急性リンパ性白血病が該当する」と明記。
また、同検査はチオプリン製剤の投与を開始するまでの間に限り算定できるが、保険適用以前にチオプリン製剤の投与を開始している患者については、①チオプリン製剤の投与開始後8週未満、②チオプリン製剤による重篤な副作用(Grade3以上の白血球減少・脱毛等) が認められていない―のいずれも満たす場合に限り、同検査の算定を可能とするとしている。