文部科学省は11日、医学部の不適切入試問題に伴う追加入学者は8大学43人と発表した。
文科省の調査で不適切入試が認定された9大学のうち追加入学があったのは神戸大1人、岩手医大2人、順天堂大1人、昭和大3人、東京医大24人、日大2人、北里大4人、金沢医大6人。一方、福岡大は追加入学の措置は取らなかった。
文科省は昨年12月、2019年度の医学部募集人員への臨時的措置として、不適切入試を認めた大学が過年度の受験生に追加合格を出す場合は、教育環境が確保されること等を条件に定員超過を認めていた。20年度以降は定員超過分について、5年間を上限に臨時的に減員して解消する。なお、8大学のうち定員が超過したのは、順天堂大1人、昭和大3人、東京医大4人、北里大4人、金沢医大6人で、このほかは、編入学入試の欠員を充当するなどした。