9月11日に内閣改造が行われ、厚生労働相には加藤勝信氏が就任した。加藤氏は2017年8月~18年10月まで厚労相を務めていた。働き方改革担当相も兼任する。全世代型社会保障改革担当相には西村康稔氏が就任した。
同日の会見で安倍晋三首相は、「新しい国づくりに挑戦すべきとき」と強調。挑戦の1つに社会保障制度改革を掲げ、「社会保障全般にわたる改革を進める」と意欲を見せた。新たに「全世代型社会保障検討会議」を設置し、来週にも初会合を開く意向を示している。同会議について安倍氏は、「西村氏を中心に、加藤氏など関係大臣の総力を挙げて、令和の時代の新しい社会保障制度のあり方を大胆に構想していく」と意欲を見せた。
加藤氏厚労相は12日の会見で同会議について、「社会保障といっても医療や介護だけでなく、働き方改革などを含めて幅広く議論されていくだろう」との考えを表明。その上で、「大事なことは2025年、2040年を見据えながら全体のシステムをどうしていくか、その中で今、何に取り組むべきなのかという観点からしっかり議論していくことだ」と強調した。