新型コロナ収束のメドが立たない中、東京五輪・パラリンピックを開催すべきか。4月のアンケートでは、開催の是非、仮に開催する場合どのような条件・制限を設けるべきかについて皆様のご意見を募集しました。
開催の是非については「中止すべき」が57.1%と圧倒的に多く、「延期すべき」(17.1%)と合わせるとほぼ4分の3の方が予定通りの開催に反対していることがわかりました。
予定通り今年7月に開催する場合に設けるべき条件・制限について、多かったのは、「もし実施するなら、無観客での開催、選手・関係者への新型コロナワクチン接種は必須。期間中の人の移動も最小限にすべき」(愛知・勤務医)といった、無観客と選手らへのワクチン接種は必須とする意見。「馬術競技の医療の会場責任者をしている」という先生から「アスリートと同数以上の大会・マスコミ関係者が来日することが知られていない。アスリートは選手村に隔離されるが、それ以外の関係者へのコロナ対策は決まっていない」(東京・勤務医)として、組織委員会の危機感の薄さを批判する声も寄せられました。
一方、「予定通り開催すべき」とする先生からは、「万難を排して開催すべき。池江選手の五輪出場内定はまさに快挙。東京五輪はコロナ禍の中、そして白血病を克服して出場した選手がいた大会だったといつの日か言われる時が来るだろう」(神奈川・元開業医)などの意見をいただきました。