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『プライマリ・ケア医のための更年期女性の診かた』について著者の小串真澄先生にお聞きしました

登録日: 2022-07-19

最終更新日: 2022-07-19

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プライマリ・ケア医のための更年期女性の診かた

[執筆]

小串真澄〔静岡家庭医養成プログラム(浜松医科大学総合診療プログラム)/森町家庭医療クリニック〕

鳴本敬一郎〔静岡家庭医養成プログラム(浜松医科大学総合診療プログラム)/森町家庭医療クリニック所長/浜松医科大学産婦人科家庭医療学講座〕

判型:A4判
頁数:25頁
価格:1,320円(税込)

─本コンテンツの特徴・魅力を教えて下さい。

「更年期」という女性なら誰もが直面する問題につい て、プライマリ・ケア医の視点から解説しています。まずは基礎知識として、女性のライフステージや更年期の定義を説明した上で、更年期症状・更年期障害に対するアプローチの方法を5つのステップに分けて詳しくお示ししています

更年期症状については、大きく、血管運動神経症状・精神症状・筋骨格系の症状の3つに分類し、それぞれの症状に応じた治療法などについて解説しました。ホルモン療法以外の、漢方療法、SSRIなどの薬物療法、補完代替療法などの非薬物療法についても処方例を掲載しています。漢方薬については、症状の特徴に応じて薬剤を選択するフローチャートもあります。

更年期症状だけでなく、更年期におけるライフステージの変化や、ホルモンバランスの変化による生活習慣病の増加、更年期の女性に対する運動の推奨やがん検診の確認、セクシュアルヘルス、といった包括的なヘルスケア・メンテナンスのポイントについても解説しています。更年期に関する成書は多数ありますが、忙しい先生方が診療の合間にエッセンスをチェックするにはちょうど良い分量かと思います。

─本コンテンツでスキルアップすると臨床上、どんな良い変化がありますか。

月経の始まりは教えてもらえるのに、更年期については教えてもらえない、と悩んでいる女性は多くいます。 更年期の症状かな? と思った時、産婦人科受診のハードルを高く感じ、普段から関わっているかかりつけ医に相談する方は少なくありません。このコンテンツでは、産婦人科的知識にとどまらず、生活背景などにも着目して、プライマリ・ケアに携わる非産婦人科専門医が、包括的に更年期を理解し、治療していく方法をお伝えしています

プライマリ・ケア医にも実践しやすい内容ですので、女性医療の診療の幅を広げる一助になると思います。

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公益社団法人 地域医療振興協会 市立大村市民病院

勤務形態: 常勤
募集科目: 総合内科・消化器内科・呼吸器内科・神経内科・整形外科 等 若干名
勤務地: 長崎県大村市

急性期から回復期、維持期までの疾患の治療・管理はもとより、予防医学としての健診事業にも力を注いでいます。
ハイケアユニットから地域包括ケア・回復期リハ病棟まで有しており、地域の皆様に対して急性期から回復期まで切れ目のない医療、充実したリハビリサービスを提供できる体制が整っております。
基幹型臨床研修指定病院として医師の教育にも寄与しています。当協会のコンセプトの1つである離島医療の支援も積極的に行っています。

救急医療体制については、1次から3次まで幅広く患者さんを受け入れています。
特に3次救急患者さんに関しましては、症状に応じて長崎医療センター及び救急隊と連携をとりながら、必要に応じた救急対応を行っています。また、2次までの救急患者さんに関しては、専門医と総合医が協力し対応しています。
救急医療についても二次救急を担っています。緊急の大血管手術やバイパス手術も行っており、長崎県内外から高い評価を受けています。
なお、日当直体制では、内科・外科系及び循環器系で 救急体制を整えています。
現在、内科・外科系の日当直体制は、内科医師が火曜日・木曜日・土曜日 の当直帯及び土曜日・日曜日の日直帯、外科系医師が月曜日・水曜日・金曜日・日曜日の当直帯に救急対応を行っています。
また、大村市夜間初期診療事業(内科系・小児科)に参画しています。
平成29年度より新病院にて診療を開始しております。
●大村市の人口は約99,500人(令和7年3月末日現在)で、県内13市で唯一人口が増加しています

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