株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

CLOSE

在宅がん医療総合診療料を算定しよう![たんぽぽ先生の 現場で役立つ在宅報酬の考え方(22)]

No.5149 (2022年12月31日発行) P.56

永井康徳 ( 医療法人ゆうの森たんぽぽクリニック)

登録日: 2022-12-28

最終更新日: 2022-12-27

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「がん医総」を算定していますか?

皆さんのクリニックでは,在宅がん医療総合診療料(がん医総)を算定しているでしょうか?がん医総はがん患者だけに認められている包括点数です。居宅で療養している末期の悪性腫瘍患者に,在宅療養支援診療所(在支診),在宅療養支援病院(在支病)が計画的な医学管理の下に総合的な医療を提供した場合に算定できます。

がん医総は,訪問診療と訪問看護の費用を包括した,いわゆる「丸め」の点数であり,訪問回数が週4回でも算定要件を満たせば7日分算定できます。対象患者に①訪問診療回数が週1回以上,②訪問看護回数が週1回以上,③訪問診療と訪問看護の合計日数が週4日以上のすべてを満たした場合に算定可能です。訪問診療と訪問看護を同一日に実施した場合は,1日と数えます。たとえば,機能強化型在支診・在支病(病床あり)で院外処方箋を交付する場合(1日につき1800点),要件を満たせば,週4回の訪問でも7日分1800点×7日=1万2600点算定できます。

プレミアム会員向けコンテンツです(最新の記事のみ無料会員も閲覧可)
→ログインした状態で続きを読む

関連記事・論文

もっと見る

関連書籍

関連求人情報

関連物件情報

もっと見る

page top