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挨拶って難しい [なかのとおるのええ加減でいきまっせ!(65)]

No.4769 (2015年09月19日発行) P.76

仲野 徹 (大阪大学病理学教授)

登録日: 2016-09-08

最終更新日: 2017-02-13

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  • 生命機能研究科の研究科長をしている。大きくはない研究科だが、けっこう挨拶をする機会は多い。それらしいことを言わんといかんし、あんまりアホなことを言うわけにもいかんし、なかなかに難しい。

    自分も長々としたつまらない挨拶を聞くのが嫌いなので、できるだけ短く終わることにしている。しかし、あまりに短すぎると、手を抜いているように思われかねない。

    昔は、結婚式のスピーチで、面白ければいいとばかりに、とんでもない暴露話をしていた。かつて在籍していた研究室では、「披露宴のビデオから仲野先生のスピーチだけを集めて一本にしたら、かなり笑えるのではないか」と言われていたほどだ。

    いまや某大学の生化学の教授になっているA君は、酒癖が悪く、とんでもないエピソードが腐るほどあった。せっかくだから、披露宴でそんな話をたくさん紹介してあげた。当然のようにバカほどうけた。

    これには後日談がある。A君の奥さんのお母さん、愛娘の披露宴のビデオが楽しみで繰り返し鑑賞しておられたそうだ。が、私のところだけは泣きながら見ておられたとか…。反省しました、はい。

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