社保審医療保険部会(遠藤久夫部会長)は7月24日、医療保険制度改革に関する一巡目の議論を終え、11項目にわたる論点を「主な意見」として取りまとめた。同部会は4月以降、社会保障改革の道筋を示した「プログラム法」に盛り込まれた内容を中心に論点を整理。9月以降、議論を本格化させ、来年の通常国会への法案提出を目指す改革については、今年末に取りまとめる方針だ。
今後の主な論点は、「紹介状なし大病院受診時の患者負担」「国保財政の構造問題」「協会けんぽの国庫補助」「後期高齢者支援金の全面総報酬割」「療養の範囲の適正化・負担の公平の確保」など。