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嘔吐後から心窩部不快感が継続する80代男性[〈killer diseaseを見逃さない〉救急医療の画像診断(37)]

No.5198 (2023年12月09日発行) P.7

監修: 船曵知弘 (藤田医科大学病院高度救命救急センター長)

執筆: 妹尾聡美 (済生会横浜市東部病院救急科・外傷センター医長)

登録日: 2023-12-07

最終更新日: 2023-12-05

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【80代 男性】

主訴
嘔吐・心窩部不快感
現病歴
前日夜間の嘔吐後から心窩部不快感が継続するため前医受診。採血結果で肝胆道系酵素の上昇,炎症反応上昇を指摘された。また,腹部超音波検査で肝内胆管の拡張も認められたため,精査目的に当院紹介受診となった
既往歴
高血圧,糖尿病
常用薬
エリキュース
2.5mg錠1日2回,リピトール10mg 錠1日1回,タケプロン15mg OD錠1日1回,アダラート20mg L錠1日1回
現症
意識清明,呼吸数20回/分,脈拍数91回/分,血圧122/60mmHg,体温37.4℃,酸素飽和度98%(室内気)
身体所見
右季肋部に圧痛あり,Murphy’s sign陽性
血液検査
WBC 20.92×10
3/μL, Hb 8.9g/dL, PLT 23.1×104/μL, TB 3.1mg/dL, DB 2.2mg/dL, AST 227U/L, ALT 296U/L, LD 350U/L, ALP 678U/L, γ-GT 395U/L, CRP 14.4mg/dL

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