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突然,胃と背部の痛みを発症し持続した50代男性[〈killer diseaseを見逃さない〉救急医療の画像診断(44)]

No.5205 (2024年01月27日発行) P.11

監修: 船曵知弘 (藤田医科大学病院高度救命救急センター長)

執筆: 船曵知弘 (藤田医科大学病院高度救命救急センター長)

登録日: 2024-01-25

最終更新日: 2024-01-23

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【50代 男性】

主訴
胃痛・背部痛
現病歴
椅子に座ってテレビを見ていたが,立ち上がった瞬間に突然,胃と背中に激痛を自覚した。持続的な痛みであり,様子をみていたが改善せず,救急車を要請した
生活歴
高血圧(3剤内服)
現症
意識清明,呼吸数18回/分,脈拍数62回/分(整),血圧108/58mmHg,体温36.0℃
心音純で,心雑音なし。腹部は平坦で軟,圧痛なし。反跳痛なし。腸蠕動音正常。CVA叩打痛なし
血液検査
WBC 9.6×103/μL,RBC 4.22×106/μL,Hb 13.6g/dL,PLT 19.4×104/μL,TP 6.6g/dL,UN 20.2mg/dL,CRE 1.02mg/dL,Na 148mmol/L,K 2.8mmol/L,Cl 108mmol/L,AST 20U/L,ALT 14U/L,LD 208U/L,CK 122U/L,CRP 0.08mg/dL,BS 102mg/dL
検査所見
12誘導心電図でST変化なし

注目すべき所見,追加検査は?

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