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サイトメガロウイルス肝炎/伝染性単核球症[〈琉球大学発〉時間経過でみる感染症(15)]

No.5218 (2024年04月27日発行) P.11

監修: 山本和子 (琉球大学大学院医学研究科感染症・呼吸器・消化器内科教授)

編集: 仲村秀太 (琉球大学大学院医学研究科感染症・呼吸器・消化器内科)

執筆: 溜田茂仁 (琉球大学大学院医学研究科感染症・呼吸器・消化器内科)

登録日: 2024-04-28

最終更新日: 2024-04-24

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【背景】

伝染性単核球症は,Epstein-Barr virus (EBV)やcytomegalovirus(CMV)の初感染によって生じる発熱性症候群である。わが国では周産期や幼児期に感染し,成人までにEBVは90%以上,CMVは60%ほどが抗体を保有している。EBV感染症は,10~20歳代を初感染として発症する。幼児期までに未感染の免疫正常成人がCMVに初感染すると,単核球症を発症する1)。また,後天性免疫不全症候群や臓器移植後など,易感染性宿主での再活性化として問題となる。

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