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レプトスピラ症[〈琉球大学発〉時間経過でみる感染症(16)]

No.5220 (2024年05月11日発行) P.13

監修: 山本和子 (琉球大学大学院医学研究科感染症・呼吸器・消化器内科教授)

編集: 仲村秀太 (琉球大学大学院医学研究科感染症・呼吸器・消化器内科)

執筆: 宮里公也 (琉球大学大学院医学研究科感染症・呼吸器・消化器内科)

登録日: 2024-05-12

最終更新日: 2024-05-08

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【背景】 

レプトスピラ症は世界的な人獣共通感染症で,Leptospira属のスピロヘータが原因微生物である。4類感染症に指定される。衛生環境の向上により罹患数は減少したが,農場,湖,川での活動や,アドベンチャースポーツなどの環境下において罹患した報告例がある。2016年1月~2022年10月末までの国内感染例は257例で,171例(63%)が沖縄県,ついで17例(6%)が鹿児島県であった1)

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