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腸チフス[〈琉球大学発〉時間経過でみる感染症(20)]

No.5224 (2024年06月08日発行) P.13

監修: 山本和子 (琉球大学大学院医学研究科感染症・呼吸器・消化器内科教授)

編集: 仲村秀太 (琉球大学大学院医学研究科感染症・呼吸器・消化器内科)

執筆: 瑞慶山隆太 (琉球大学大学院医学研究科感染症・呼吸器・消化器内科)

登録日: 2024-06-09

最終更新日: 2024-06-07

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【背景】 

腸チフスはチフス菌(Salmonella enterica subspecies enterica serovar Typhi)を含む汚染された水や食品,保菌者の便などを介してヒトのみに感染する。一般的に海外渡航後の発症が多い輸入感染症であり,感染症法で3類に分類される1)

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